こんにちは。tillata(ちらた)です。
来てくださりありがとうございます!
今日は、カリグラフィーの道具をざっくりとご紹介します。
全部はわたしも知らないので、自分がわかる範囲で書いていきますね。
●ペン
●インク
●絵の具
●紙
お時間ありましたらお付き合いください。
カリグラフィーのペン
いくつか種類がありますので、細かく見ていきます。
つけペン(ペン先/ニブ)と軸(ペン軸)
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/09/dsc_1847-013961420841896096085-1024x575.jpeg)
つけペン+軸です。
つけペンとは、
軸につけるペン先のこと。
ニブともいいます。
ペン軸とは
ペン先を付ける軸。
手で握る部分。
写真のものは、スピードボール社(アメリカ)のつけペンと軸。
カリグラフィー界では有名中の有名どころ。
カリグラフィーの本で必ずといっていいほど紹介されており、わたしも愛用しています。
▲AmazonではこのCスタイルのセットもあり。
東急ハンズやロフトでもセットを見かけたことがあります。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/06/dsc_13309081801987084612268-1024x576.jpg)
軸にペン先を付けて使います。
写真はスピードボールのC-2(3mm幅)というペン先。
カリグラフィーといえば、なペン。
自分で好きなペン先を選び、好きな軸にセットして1本のペンを作ります。
ブランドや国に関係なく、メーカー共通で組み合わせが可能なんですよ。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2019/02/4ad760838a30de84b3fa45ae1b23d9ca-1024x389.jpg)
▲こんな文字が書けます。
しなりのあるペン先なので丸い文字も綺麗に書けます。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/07/dsc_06252777638743361794868-1024x576.jpg)
ペン先の種類はスピードボール社のものだけではなく、無数。
ブラウゼやミッチェル、ゼブラなどのブランドがいろいろ混じっています。
細いもの、太いもの、丸いもの、など。このほかにもたくさん。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/07/dsc_06127131720239543084190-1024x576.jpg)
軸もいろいろ。
ペン先もいろいろ。
組み合わせもいろいろで、自分好みのカスタマイズも楽しいです。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/07/dsc_14578317643082497984853-1024x576.jpg)
▲オブリークホルダー
軸は、先ほどご紹介のストレート軸のほかに、特殊な形のオブリークホルダーというのもあります。
カッパープレート体という文字を書くための軸で、先につけるペン先は、細いペン先(各社のGペンや、ハント101など)のみ
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/02/dsc_0471207347369483692039-1024x576.jpg)
こんなオブリークホルダーも。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/02/dsc_04762599600104575083770-1024x576.jpg)
Gペンですとこんな文字(カッパープレート体)が書けます。
おしゃれな文字系ですね。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/08/dsc_16063211914281486114876-1024x576.jpg)
▲こちらは、GペンとスピードボールC-2の2つのペンを使って書いた作品。
細い線はGペンで、それ以外はC-2で書いています。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2019/12/dsc_05711412342916450239592-1024x1024.jpg)
▲こちらもスピードボールC-2+Gペン作品。
いろいろ書けて気に入っています。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
コイトペン
ペン先が太いペン。
カリグラフィーの文字だけでなく、リボンも書けます。
りぼんお気に入りです。
▲ペンのリンクがないので、本のリンクだけ貼っておきます。
カリグラフィー万年筆
つづいて、万年筆タイプのカリグラフィーペンのご紹介です。
万年筆なので、インクを入れれば永遠と使うことができます。
(※つけペンは消耗品なので、かすれてきたりなどしたら交換しないといけません」
【セーラー万年筆】ハイエースネオクリアカリグラフィー
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2019/01/IMG_7647.jpg)
セーラー万年筆さんから出ている、万年筆です。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2019/01/IMG_7652.jpg)
種類は3つ。
・1.0mm
・1.5mm
・2.0mm
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/05/dsc_10501382332165397390870-1-1024x576.jpg)
▲こんな文字が書けます。
細い部分はGペンですが、それ以外の太幅文字はセーラー万年筆さんのハイエースネオクリアカリグラフィー。
小さくてかわいい文字が書けますよ。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
【パイロット】パラレルペン
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/07/dsc_06246626498567359964454-1024x576.jpg)
次は、パイロットさんから出ているカリグラフィー万年筆。
写真の4種が出ています。
◆全4種類(キャップの色で、ペン先の太さが異なっています)
・赤:1.5mm
小さな文字を書きたい時用に
・オレンジ:2.4mm
スタンダードな太さ
・黄緑:3.8mm
初めての方の練習にちょうど良い太さ
・青:6.0mm
大きな文字を書きたい時用に
◆定価:1,200円+消費税
◆専用のインクあり。
全12色。カートリッジ式。
1箱250円+消費税
◆専用でなくても万年筆インクならなんでも使えます。
◆好きな万年筆インクを入れられます。
◆万年筆はコンバーター(インク入れ)&カートリッジの両方がえます。
◆パッケージにお手本が入っています。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/09/20200909_2357367208867380890961937-edited.jpg)
▲2.4mmの文字見本。
細い線もパラレルペン1本で描くことができます。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
【パイロット】プレラ色彩逢い カリグラフィ(CM)
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/05/dsc_09184039626468754813591-1024x576.jpg)
全7色あるプレラ(写真は6色。他に赤があります)
プレラのペン先は全3種(中字(M)・細字(F)・カリグラフィ(CM)。
好きな色と好きなペン先が選べる万年筆です。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/05/dsc_09383520960615983935745-1024x576.jpg)
▲ペン先と文字見本。
カリグラフィのペン先は、1mmのこの1種のみ。
小さなカリグラフィーが書けるほかに、日本語も書けます。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/05/lyqv7m4858178419337260577-981x1024.jpg)
日本語&英語の両用な感じのペン先。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
カリグラフィーマーカー
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/07/dsc_0637317740048663070655-1024x576.jpg)
ペンタイプのものです。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲こちらで詳しく解説しています。
カリグラフィーのインク
つけペンにつけたり、カリグラフィー万年筆に入れたりして使います。
万年筆インク
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/09/dsc_18444049231332900583875-1024x576.jpg)
現在、一番色数が多いインクです。
その1番の特徴はインクの濃淡が美しいこと。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/07/20200726_2115552544316388803459609-1024x1024.jpg)
▲とりあえず書くだけで生まれるインクの濃淡。
濃い部分、薄い部分と自然と濃淡ができ、素人でも美しいグラデーションに。
つまりは、美しさ最強インク。
・主に水性インク
水に溶け、耐光性がないなどカリグラフィーに不向きとされますが、とにかく美しいインク。
・耐水性もあり
水に強く耐光性もあり。保存に効きますが色数が水性よりは多くありません
という2種類が存在する中で、
・ラメ入り
ラメが入っているインクで、輝きがあります。
・蛍光インク
ブラックライトに当てると光ります
上のような特殊なインクも存在します。
水性×ラメ、耐水性×ラメ、水性×蛍光×ラメなど。
組み合わせはいろいろ。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲この「ワルプルギスの夜」という万年筆インクは、ラメ×蛍光インクで最強な組み合わせ。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲万年筆インクの美しさについてはこちらで深堀りしていますので、お時間ありましたらぜひどうぞ。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲万年筆インクLOVEな雑誌もあります。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲インク沼がテレビで特集されたことも。
カリグラフィー専用インク
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/01/dsc_0185854335235503031033-1024x1024.jpg)
粘度の高いインクで、耐水性で耐光性なインクです。
粘度が高いというのはドロッとしたインクのことで、さらさらした万年筆インクとは違い、つけペン専用となります。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲こちらでカリグラフィーインクの試し書きをしています。
ドローイング用インク
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2019/12/dsc_00647812304882377135487-1024x1024.jpg)
ウィンザー&ニュートンが有名です。
写真は耐水性の白インク。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2019/12/dsc_9953691828179194815907-1024x1024.jpg)
▲ウィンザー&ニュートン。ゴールドのキラキラインクもあり。
カリグラフィーの絵の具
ペインターズガッシュ
まだ使いこなせていませんが、絵の具をつけペンにつけて書くというのもあります。
粘度が高いのでつけペンから垂れることがなく安心で、細い線が出ます。
耐水性&耐光性も嬉しい特徴です。
もちろん、この絵の具でなくとも、透明水彩や不透明水彩など、絵の具なら何でも良いのではとも思います。
不透明水彩
カリグラフィーでなくとも、平筆×絵の具で葉っぱの飾りが書けます。
▲バラも書けます。
こちらも不透明水彩。
カリグラフィーの紙
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/09/dsc_18413172463785441223081-1024x576.jpg)
▲こちらは、わたしが練習用、本番用で使っている実際の紙。
1つずつ見ていきます。
【練習用】ダイソーのプランニングパット
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/02/dsc_0381-014641758817060710907-1024x767.jpeg)
▲国産で、万年筆インクが滲まない&裏抜けしない&5mm方眼という特徴があります。
これはダイソーさんですが、セリアさんのレポートパッドも同じくらい優秀で、セリアさんにあるマルマンさんのレポートパッドも同様に優秀です。
5mm方眼みたいに、線があると練習しやすいですよというご紹介。
100円+税なので、たくさん失敗しても大丈夫。お金を気にすることなく、たくさん練習ができます。
【万年筆インク/練習&本番兼用】ダイソー高級筆記用紙
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/02/dsc_03927086762971410537395-1024x576.jpg)
写真は無地のもの。
ほかに、6mm方眼や7mmの横線などがあります。
国産で、万年筆インクが滲まない&裏抜けしないという、素晴らしい特徴があります。
100円+税などで、練習にたくさん使っても怖くありません。
高級筆記用紙なので、無地ですと本番でもO.K.。
本番なのに間違えちゃったというときも、心置きなくたくさん使えます。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/02/img_20191122_221744_577237998015810097165-1024x1024.jpg)
▲ダイソー高級筆記用紙で、実際に書いたもの。
滲みなく、綺麗に書けてお気に入り。
ただ、色はクリーム色だけしかないんですよね。
白い紙を使いたい場合はダイソー以外の紙を使います。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
【万年筆インク/本番用】トモエリバー
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/09/dsc_18426343564036902662432-1024x576.jpg)
万年筆インク専用の紙。
滲まない、薄いのに裏抜けしないという特徴があり、「ほぼ日手帳」や、「ジブン手帳」にも採用されている紙です。
色の種類は2種。
・ホワイト
・クリーム色
※大きさは、A3、A4、A5、B5などなど豊富。
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/07/dsc_13087875990963916681372-1024x576.jpg)
▲トモエリバーで書いた作品。
ダイソーと同じく、インクの濃淡が綺麗に出ます。
ダイソーには白い紙がないので、白い紙で書きたいときはトモエリバーを使っています。
【万年筆インク/本番用】グラフィーロ
▲グラフィーロは、万年筆インクのための紙。
万年筆で書くとぬらぬら書けます。
▲こちらもグラフィーロで。
綺麗にインクが出てくれます。
【万年筆インク用/本番用】MDノート
▲MDノートを切り離して書いたもの。
MDペーパーはまだ試したことがないためわからずですが、同じものかな?
他の紙同様、万年筆インクが滲まず、裏抜けもしない優秀な紙です。
その他の万年筆インク用の紙
・バンクペーパー
・ヌルリフィル
わたしはまだ試したことはありませんが、この2つは有名ですね。
いつかはきっと。
あと、水彩用紙もありますが、わたしは絵の具をほぼ使わないため、わからず。
将来的にいろいろ試していきたいですね。
まとめ
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/uploads/2020/05/dsc_11098925997804003916613-1024x576.jpg)
以上です。
という感じで長々書かせていただきました。
ほかにある細かい道具については、
![](https://calligraphy-memo.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
▲こちらの記事をご参考ください。
ホント、ご紹介しきれないくらい道具がありすぎて選ぶのも集めるのも大変だなと、改めて思いました。
1つでもご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
ではでは、皆さま、楽しいカリグラフィーライフを。
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