こんにちは。tillata(ちらた)です。
2019年もあと2日。
早いですね。
ということで今日は、わたしが今年出した同人誌まとめをしてみようと思います。
2019年は、3冊の本を出すことができましたよ~。
・『Calligraphy Note』カリグラフィーノート 2019/05
・『THE BOOK OF Blue Calligraphy』2019/08
万年筆青インクオンリー本 青インク39色
・『Cafe Calligraphy』カフェ・カリグラフィー 2019/11
カフェ/カフェデザート本、秋色インク39色
それではさっそく、いってみましょう!
Contents
『Calligraphy Note』カリグラフィーノート
春の新刊です。
『Calligraphy Note』カリグラフィーノート 2019年5月発行 A5/16p
・コミティア128
・デザインフェスタVol.49
で、お披露目しました。
▲中身の一部。
カフェや甘いお菓子が好きなことから、その言葉を使って包装紙みたいな感じのページも作りました。
▲色の名前
赤、青、黄色、緑、紫など、基本色を大きく描き、周りを葉っぱで敷き詰めた作品。
葉っぱだらけの作品を作ってみたく、万年筆インクの「竹林(パイロット)」で緑をたくさん描きました。
5月の新刊だったので、全体的に春っぽい色を選択。
ページを埋めるのは時間がかかりましたが、どんどん映える原稿を見るのはとても楽しいひとときでした。
▲「万年筆インクの宝石」
万年筆インクイラストです。
それぞれ3色ずつ使いながら宝石を書きました。
万年筆のインクって、本当に綺麗で宝石のよう。
一度書いてみたかったんですよね。
『THE BOOK OF Blue Calligraphy』青インクオンリー本
続きまして、夏の新刊です。
『THE BOOK OF Blue Calligraphy』2019年8月発行 A5/16p
・青インクオンリー本
・万年筆の青インク、39色を使って書いたカリグラフィーの作品集
・コミティア129初売り
▲裏表紙の色見本
この冊子で使った全39色色見本。
同じ「青」でも、薄い青、濃い青、黒っぽい青、緑っぽい青、いろいろありその楽しさを描ければよいなと書きました。
一覧で見ると違いがわかりやすいですしね。
夏の新刊だったので、爽やかで涼しげな青インク本をチョイス。
毎日が猛暑で、熱中症や熱帯夜という言葉をよく聞きます。
本を手に取ってくださった方が少しでも涼んでいただければと思った次第です。
▲涼しげな本の中身。
冊子の中にも青インクの色見本を。
こちらは使用したインクの名前を、その色のカリグラフィーで書いてあります。
今年発売された「レンノンツールバー」の青インクが本当に美しく、眺めて涼しい、眺めて美しいインクでした。台湾のメーカーさんで、とにかく青が美しいのです。
原稿に一番気合が入りましたね。特に、「水色」と「納戸」が好きです。
どちらも水色っぽい、薄い青なのですよ。
そういう青は持っていなかったこともあり、一目ぼれでした。
▲このページの原画は、文具女子博#インク沼で展示させていただきました。
初めての原画展示で、始まる前と開催中はとてもどきどきでした。
イベントにお越しくださる方って、ほぼ全員がインク沼にハマっているじゃないですか。イベント名に「#インク沼」と入っていますし、入場料がかかるイベントですから、ほぼ100%、間違いなくインクに詳しい方ばかり。
自分のカリグラフィーが来場される方にどう映るのか。
初めは心配でしたが、そんなお客様に自分のカリグラフィーを見ていただけるって、実は本当に幸せなことだなあと思いました。
スタッフの皆様、ありがとうございました。
SNSでも「見たよ」と報告してくださる方もおり、本当に良い思い出となりました。
▲海外向けのNHK番組では、ちらっとテレビで映してもらったことも。
感激!
秒で消えるくらいの短さですが、今年一番の思い出です。
『Cafe Calligraphy』カフェ・カリグラフィー
今年ラストは、秋の新刊。
『Cafe Calligraphy』カフェ・カリグラフィー A5/20p
・カフェ本/カフェデザート本
コーヒー、カフェ、ケーキ
・茶色インクなど、秋色インク39色見本
・コミティア130/デザインフェスタVol.50で初売り
▲カフェ本で使った39色見本
こんな感じの秋色インクです。
コーヒー、カフェ、ケーキがテーマで、美味しく描かせていただきました。
▲ケーキやデザートの名前を描いたページ
それに似合う色を選び、グラデーションなどで描きました。
写真の「chocolate cake(チョコレートケーキ)」、すごく美味しそうに描けました。
その下の「Pancake(パンケーキ)」も、「Pumpkin tart(パンプキンタルト)」も、「cheese cake(チーズケーキ)」も。大好きなデザートを大好きなインクで描く。これもとても楽しかったです。
▲こちらは、色の名前をカリグラフィーで描いたページの原画
こんな感じでたくさん書きました!
ほぼ茶色インク本という感じでもあります。
万年筆のインクって、茶色など地味な色でもやっぱり美しいんですよね。自然に浮き出る濃淡は万年筆インクならでは。眺めているだけでも、幸せになれるのです。
茶色ならコーヒーやチョコレートの色で、とても美味しそうです。カフェ好きなのでそれだけでも満足してしまう勢い。
どの本も楽しみながら原稿を書くことができました。
まとめ
今年の冊子は全3冊、合計52p(16p+16p+20p)の原稿を書くことができました。
こうして積み上げてみるとすごい量。
自分の力で1年52ページも描けるのかというページ数。自分でも驚いています。
来年は予定が込み合うためちょっとペースを落としての発刊になるかとは思いますが、2020年も応援していただければ嬉しいです。
今年もありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。