カリグラフィー

カリグラフィーを続けるためにしたこと&しなかったこと

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こんにちは。tillata(ちらた)です。

カリグラフィーを独学で始めて5年が経ちました。

今日は継続のお話で、続けるためにしたこととしなかったことを書いていこうと思います。

わたしには約13年の挫折期間があります。それなのに最後には続けることができました。

この記事では、できなかったを乗り越え続けられた方法といいますか、気持ちの切り替え方みたいなものをシェアできたらと思います。

カリグラフィーを13年ほど挫折していた話と、カリグラフィーを続けられるようになった話。なぜ挫折していたのかと、なぜ続けられるようになったのかの話でもあります。...

▲こちらは挫折続けていた話

万年筆インクに出会えてカリグラフィーを続けられるようになった話 こんにちは。tillata(ちらた)です。2020年10月くらいでカリグラフィーを始めて5年が経ちました。 それ以前は、13...

▲こちらは挫折を乗り越えられた話です。

継続で意識したこと

続けるためには
・まずは楽しむ

・楽しんでカリグラフィーを書く

・楽しめないことはしない

です。

やっぱり楽しくないと続きませんので、続けられるよう、

tillatata
tillatata
楽しいだけをしよう

と決めました。

例えばですが、わたしは数年前までスマホゲームのパズドラにハマっていました。めっちゃ楽しくて、強い敵を倒すためにたくさんやっていました。

それは、「強くなるために努力しよう」

と思ったからしたことではなく、

「やりたいからやる」

「楽しいからやる」

ただそれだけでした。

思い起こせば、「ファイナルファンタジー」も「ゼルダの伝説」も「聖剣伝説」もその他いろいろなテレビゲームも、ただただ楽しいから夢中になっていたなーと。

それを、カリグラフィーにも生かそうと思いました。

カリグラフィーを続けるためにしたこと

大好きなインクで練習する

そんなわけで、楽しくなれば物事は自然と続きます。

カリグラフィーもできたら理想だよなあとも。

「カリグラフィーも夢中になれば最高なのでは??」

と考えた結果
最初に思いついたのは、

大好きなインクで練習する

でした。

大好きな色で書けばテンション上がりますしね。

あまり好きじゃないなっていう色で書いてもつまらないですもの。

特に最初は字が下手すぎて現実を直視できないほどでしたから、無理と投げ出しがちです。

わたしはもう二度と逃げないと決めたので、美しい色で書くことにしました。

「好き」じゃなくて「大好きな色」というのもポイントで、わたしは好きより大好きを選びました。

そうすることで、下手な文字も綺麗に見えたのです。

結果、練習も楽しくなりました。

練習でよく使っていたインク

「山鳥」……セーラー万年筆
 青と緑の中間色というところが個人的にヒット

「仲秋」……セーラー万年筆
 黒のようで黒じゃないところが好き


▲当時めちゃめちゃ使っていたインクがこの2本。

・めっちゃ練習しても容量が大きいのでなくなる心配がない

・口が広く安定したインク瓶なので、つけペンを使ってもインク瓶を倒す心配がない

という、ストレス少だったのも選んだ理由です。

色々なインクを使っていましたが、特に使っていた2本。

特に仲秋は半分以上使ってしまったので、「終わったらもったいない」と次のインクへ切り替えましたけどね。

ホント、よく練習したインクです。

お気に入りの書体を練習する(書きたい文字を書く)

当たり前なのかもしれませんが、「好きな書体を練習する」というのも継続には重要です。

例えば野球で、本当はピッチャーをやりたいのに打撃練習ばかりさせられたらつまらないですよね。

それと同じで、カリグラフィーも好きではない文字を練習してもつまらないと思うのです。

カリグラフィーといえばイタリック体かゴシック体かカッパープレート体かという感じですが、それ以外の文字から練習に入っても全然オッケーということです。

本やネットを見て知った文字、書きたいと思った文字をまず練習していくのが楽しいにつながります。

美しい作品に毎日触れる

本でもInstagramでもTwitterでもOK.

常に美しいカリグラフィーに触れるというのも継続には欠かせないこと。

自分もこんなふうに書きたいという気持ちを常に持っていられるから。

モチベーションアップのため、今も欠かさず見ています。

あと、楽しそうに書く人を見ると自分も楽しくなるんですよ。

頑張れるんですよ。

気持ちを楽しくするためにもSNSは欠かせません。

【おすすめ】眺めるだけで楽しい、カリグラフィーの本10選眺めるだけでも美しいカリグラフィーの本を10冊紹介しています。めっちゃ美しいので、是非みてください。...

SNSなどで自分の作品を見てもらう&宣言する(期限を設定する)

独学の弱点は、期限がないこと(独学の長所でもあります)。

教室や通信教育の場合はきっと、●●日までに仕上げるというのがあるはずなのです。

カリグラフィーを続けるために、わたしは期限を設けることにしました。

やっぱり元が怠け者なので、自分に締め切りを作らないとやらないんですよ。

夏休みの宿題も、期限があるから期間内に全部終わるのです。

▲当時書いていた月刊フリーペーパー。

必ず予告と配信日を入れていました。

自分が怠けないために設けた期限です。

あとフリーペーパーですと、

「誰かに見てもらうもの」として本番の練習ができます。

続けるために見てもらって、

続けるために期限を設けました。

19号まで出たので19ヵ月連続で発行できたということですね。

この時はすでに楽しかったのでフリーペーパーも余裕で継続できました。

カリグラフィーを続けるためにしなかったこと

イタリック体の大文字は書かない

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、わたしはイタリック体の大文字を書きません。

書くのがが苦手です。

練習して「無理」と気づいたので、やらないことにしました。

大文字は書けなくて楽しくないと思ったので、やらない選択にしました。

きっとプロのカリグラファーの方から見れば邪道? かもしれません。

やれよって思われるかもしれません。

でもわたしは、苦手と思ったのでやらないことにしました。

挫折しないために、イタリック体の大文字は書かないことをしました。

▲その代わり、大文字抜きでも綺麗に見えるよう、多色使いをしてごまかすという手法? を考えたり、小文字は完璧にする! と決めたりですね。
(※そろそろ大文字も始めようかなとは思っています。)

独学の良い所は、

・やりたくなかったらしなくていい。

・やらなくても大丈夫なところはやらなくていい。

です。

カリグラフィーに慣れたところで、
あとになって、今までできなかった文字に挑戦してみてもいいのです。

今できることをする。

継続にはこれが大切だと思いました。

失敗しても、下手でも気にしない

これは何気に重要では??

と思うくらいわたしには重要でした。

上手くいかなくても気にしないのです。

気にしたらきっと、挫折します。

というか、気にしていたから挫折していたのです。

誰だって最初は上手くいきません。

プロの方だってきっと、最初から上手かったはずはありません。

練習に練習を重ねて今があるのです。

だからわたしは、失敗しても気にしないことにしました。

毎日練習しない

1日10分でもいいから毎日。

という言葉もありますが、わたしは毎日書いていません。

普通に日中は仕事もしているので疲れることもあります。

休みたいこともあります。

だから、毎日しなくていいと決めました。

ゆるーくでも続けることが大切ですからね。

ある意味、わたしの13年の挫折期間も、カリグラフィーをずっと忘れずにいたから今があるのかもしれません。

期間が空いてもいいので必ず続ける。

そう決めました。

カリグラフィーをあきらめる

あきらめたらそこで試合終了だよ

と安西先生が言っていたように(「スラムダンク」というバスケ漫画)、カリグラフィーもあきらめたらそこで終わりなのです。

趣味なので別にあきらめてもいいのですが、13年ほどあきらめている経緯があるので「またか」って可能性もあるのですが、わたしはあきらめないと誓いました。

ガチでカリグラフィーをやるというわけではないのですが、ゆるーくでいいとは思っているのですが、どんなにゆるくてもカリグラフィーは続けるという決意表明を心の中でしたのです。

SNSの時代と最後に

https://twitter.com/tillatata/status/1332941382156046338

なんだかんだで結局のところ、わたしが続けられているのはTwitterがあるからだと思います。

挫折していたときはTwitterやっていなかったかもですし、道具だってネットで手に入る時代ではありませんでした。

田舎だと道具がそこらへんで手に入らないですよ。

だから環境は大事です。

それでもわたしは、いい時代に生まれてよかったと思います。

最近は万年筆インクの種類が本当に豊富で、インク沼という言葉もありますし、イベントたくさんありますし、お店もたくさんで、カリグラフィーに興味を持つ方、始めている方も多いです。

楽しそうにインクを使う方が多くてわたしも楽しくなります。

いつも投稿している方に感謝です。

わたしも頑張れます。

ではではこのへんで。

ありがとうございました。

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