こんにちは。tillata(ちらた)です。
来てくださりありがとうございます!
今日は、わたしtillataが普段使っているカリグラフィーのペン先と軸とインクと紙をご紹介していきます。
カリグラフィーの道具ってたくさんあって、
- どれを選んでいいのかわからない
- おすすめを教えて
という方、多いと思うのです。
だから、そういった方々向けに書きました。
少しでも参考になりましたら幸いです。
Contents
お気に入りのペンとペン軸
【イタリック体/ゴシック体】スピードボールC-2
トップバッターはつけペン。
愛用しているものはスピードボールC-2という、3mm幅のつけペンです。
【スピードボールC-2とは?】
・アメリカ製のつけぺん
(日本で一番売られている外国製のつけペン)
・スピードボール社のC-2という型番
・太さは3mm
・めっちゃ良く書ける
・書く前に火であぶるとかしなくていい
・安い
・プロも愛用
・インク留めが付いている
→インクがポタっと紙に落ちない。
→長く書ける
・書く時はペン軸(ペンホルダー)が必要
軸はスピードボールでなくても、日本製でも漫画用でもなんでもOK.
使う時は、つけぺんを差す軸(ペン軸/ペンホルダーともいいます。)が必要です。
写真のペン軸は、スピードボール社製(素材はプラスチック)。
つけペンと同じ会社です。
手で持つ部分の凹みがわたしの手にフィットするのでお気に入り。
▲つけペン+軸でこうなります。
ペンホルダーは、ペン先と違う会社のものでも大丈夫。
ペン先も軸も、ブランドを問わず好きなものを組み合わせられます。
自分の好みで組み合わせを選べるというのはうれしいですね。
わたしはこのプラスチック軸を好んで使っていますが、木の軸もあります。木の軸といっても種類色々、デザインいろいろなので、お気に入りを探すのも楽しいですよ^^
文具店のコミック画材コーナーにも軸はたくさん。お店ですと実際に手で持ってみることもできますので、ご自身の手にフィットするものを選んでみるのも良いです。
さて。
話をペン先に戻しますね。
1つ、注意点があります。
つけペンは消耗品(かすれたりダメになったら交換が必要)です。
ってとこが痛い部分。
せっかくお気に入りなのに、これがダメになったらアウトなんですよね。
直せないので、新しいものに交換するしかありません。
だから1本しかないペン先だと、使うのに躊躇してしまいます。
その点スピードボールC-2だと手に入りやすいので、ストックも楽にできます。
購入はネット↑でも、リアル店舗ですと、東急ハンズ、ロフト、世界堂にあります。今もあるのかな?
東京に行ったときはストック買ったりしているのですよ。
筆圧強いとダメになったりしますものね。
▲この太さがスピードボールC-2で描いたもの。
▲練習にスピードボールC-2を使っている関係で、そのまま本番にも良く使っています。大きさもちょうど描きやすくて好き。
【カッパープレート体】コミック用のGペン
つづきしてGペン。
漫画を書く用のつけペンです。
(文房具店のコミック画材コーナーに売っています)
にもかかわらず、カリグラフィーのカッパープレート体も書けちゃうつけペンなのです。
すごいですよね。
なんでカリグラフィー用のつけペンとして売られていないのか不思議なくらいです。
手に入りやすい国産Gペンは主に3種類。
・ゼブラGペン
・ニッコウGペン
・タチカワGペン
どれが一番とかはなく、全部好き。
細い線&太い線がペン1本で書けるというのがGペン。
普通のサインペンでは不可能なことが、つけペンにはできるのです。
やさしく書くと細く書け、力を入れるとしなって太く書ける。
使う軸はストレートホルダーでも、オブリークホルダーでもお好きな方で。
※オブリークホルダーとはなんぞやという説明は次の章で書いています。
オブリークホルダーの方が書きやすいのでわたしはオブリークホルダーを使っています。
▲3種の書き比べ。
こんな風に書けますよーという試し書き。
どれも問題なく書けます。
あと、このほかにそれぞれハードタイプもありますので、筆圧強い方はハードも試してみるのも良いですよー。
オブリークホルダー
▲オブリークホルダーとは、こんな感じの特殊な軸です。
カッパープレート体を描く時に使うペンホルダー。
カッパープレート体用の軸も、写真のようにいろんな種類があるんですよね。
同じように見えてどれも書き心地が違います。
ですから、自分に合ったオブリークホルダーを探します。書かないと分かりませんので、とりあえず買ってみるのがtillataです。
(だからこんなに増えました)
写真以外にもたくさんあるのですよ。
わたしのオススメは、じつはありません。
愛用しているのは黄緑の軸なんですが、オブリークホルダーって、ものによって角度が違ったり、握った時の感覚が人によってバラバラでとにかく自分に合ったものを探すしかないんですよね。
わたしはこれぞという黄緑の軸に出会うまで、出会ってからも10種類以上お迎えしました。
たくさんある中でやっぱりこれというのが黄緑の軸。
残念ながら1点ものなので同じものはありません。
▲黄緑の軸は、Brian Smithさんの Unique Oblique。
1つ1つ手作りされていて、とてもしっかりしています。
お気に入りのインク
【エルバン:トラディショナルインク】ビルマの琥珀
お気に入りのインク紹介はNo.1の「ビルマの琥珀」を。
琥珀色の美しい濃淡がたまらないインクです。
▲クレープ
1色でこの濃淡、素晴らしくないですか?
▲パンプキンタルト
こちらも1色で美しい色。
▲誤って紙に垂らしてしまっただけでも、アートになるんですよ。
▲ワッフル
美味しそうなお菓子・スイーツの名前を書く時はビルマの琥珀が多いです。
▲チョコレート色のインクとも相性が良いんですよね。
お気に入りの紙
【練習用】ダイソープランニングパッド(5mm方眼)
ダイソーさんの5mm方眼紙。
セリアさんの5mm方眼紙も同様に愛用。セリアさんはマルマンさんの5mm方眼紙もあってバリエーションが広いです。
で、なぜ5mm方眼というのかというと、カリグラフィーの練習用ということで。
線が引いてあるため、練習がしやすいのです。
&万年筆インクが裏写りしない、滲まないという理由もあります。
100円なのにしっかり品質の日本製。
ゴシック体もイタリック体の練習もカッパープレート体もこれでやっています。
※本当は、ガイドシート使うのが一番ですが、なかったり面倒だったりする場合はこれで。
▲こんな感じ。
▲筆ペンでの練習もできます。
【作品用】ダイソー高級筆記用紙
こちら。
1冊110円で購入できる、ダイソーさんの高級筆記用紙。
万年筆インクでも裏写りしない&滲まないという、すごい紙なんですよ。
よく知られているトモエリバーやグラフィーロを使わなくとも、ダイソーさんで間に合わせられるというのが、お金ないわたしにとっては神アイテムの1つとなっております。
▲裏側
中でもこのメモパッドの大きさを愛用。
色はクリーム色。
1文字だけ書く時にちょうど良い大きさで。
▲短い1文字を描くのにちょうど良いのです。
クリーム色なので、黄色系のインクがよく映えます。
▲「5月」
こんな感じの作品を描く時にも便利な大きさなんですよね。
間違えても100枚入っているので気軽に書き直しができます。
トモエリバーとか高い紙で書くと勿体ないって思ったりしますが、100均ならリラックスした気持ちで書けますよね。
▲やや長めの文字を描く時は、ノートサイズのダイソー高級筆記が大活躍。
【作品用】トモエリバー(万年筆インクでも裏抜けしない紙)
わたしの原稿用紙。
コミティアの本など、原画を描く時に使っている紙の1つ。
万年筆用の紙なので、
・インクが滲まない
・裏抜けしない
(裏にインクが写らない)
という嬉しい特徴があります。
「ほぼ日手帳」の紙は、このトモエリバーだったりします。
▲トモエリバーで書いた作品
▲万年筆インクの濃淡が綺麗に出てくれる気がして愛用中。
他にグラフィーロなど様々な万年筆用の紙もありますが、トモエリバーを一番使っています。
トモエリバーは大きさや色で種類がありますので、お好きなものを探してみてください。
【カリグラフィー】おすすめまとめ
以上でした。
まとめますと、
●ペン先
→スピードボールC-2
→Gペン
●インク
→ビルマの琥珀
●紙
・ダイソーレポートパッド
・ダイソー高級筆記用紙
・トモエリバー
という感じのご紹介でした。
参考になりましたら幸いです。