こんにちは。tillata(ちらた)です。
今日は、ガラスペンでなぞる本のご紹介。
『ガラスペンでなぞる ツキアカリ商店街』
カリグラフィー関係ありませんが、万年筆インクを楽しむ本としてちょっとご紹介したく思いました。
万年筆インクと相性がいい紙が7種使われておりますので、紙とインクの相性を試せるというのも利点です。
また、綺麗なインクの発見や、日本語から新しいカリグラフィーデザインの発見になればと思います。
最近はガラスペンなどで手書きのフォントを描くのも流行っておりますので、その練習にもよいかもしれません。
『ガラスペンでなぞる ツキアカリ商店街』とは?
発行は九ポ堂さん。
架空のものや町などをレトロな感じで描く印象があるところ。
紙系のイベントで大人気のところです。
その九ポ堂さんの『ガラスペンでなぞる ツキアカリ商店街』はどんな内容かといいますと、
・好きなガラスペンとインクで、書体をなぞっていく本。
・用紙は7種。なぞれる書体は57種類
・万年筆インクに良いなという紙がいろいろ試せます。
・描いたものをSNSに投稿することで、インク好きの方やガラスペンが好きな方とつながるきっかけに
といった感じ。
▲本の中は文字がうっすら印刷されておりまして、それを好きなインクとガラスペンでなぞります。
これがけっこう難しくて楽しい!
▲本の下の部分には、使ったインクや使ったガラスペンがメモできます。
書体と用紙の名前も書かれております。
使った色をメモできるの、有難いですね。
自分で描いたものを改めて見直す時の良い案内になります。
【全7種】本書で使われている用紙は?
- b7バルキー
- 淡クリームラフ書籍
- b7トラネクスト
- コスモエアライト
- HS画王
- Lライティングペーパー
- AライトスタッフGA-FS
どれも万年筆インクに向いた紙。
どんな書き味なのかいろいろ試せるというのも嬉しいです。万年筆インクで描くカリグラフィーにも同じ紙が使えるということですので、新しい出会いがあること間違いなし。
ちなみに自分がわかる紙は、「コスモエアライト」のみ。
それ以外は持っていないのでわかりません。
なのでいい発見が多いんじゃないかと思います。
「ツキアカリ商店街」を書いてみた感想
▲まずは、なぞる前のページ。
▲なぞったあと。
青っぽい作品だなと、水色~青のグラデーションになるよう色を置きました。
セーラー万年筆さんの雪明と蒼天が綺麗です。
普段日本語を書かないもので、なぞるだけの単純作業もけっこう難しいです。手が震えてしまって。
でも、ゆっくり落ち着いて書くことでなんとか最後まで書けました。
フォントをなぞるの楽しいです。
▲中には色付きのページも。
▲ウィンザー&ニュートンさんの金インクでなぞってみたり。
こんな感じで、いろいろなページを愉しむことができます。
描くことで、自分の字とフォントの違いがとてもよくわかります。
「も」「い」「ほ」「ぶ」なんかが普段と違っていて面白いと思いながら描きました。
つなげ字といいますか、良いですね~。
最後に
以上、本のご紹介と描いてみた感想でした。
ガラスペン以外にも、細いつけペンやカリグラフィーペンでもなぞれそうです。
ガラスペンでフォントを描く練習って思いながらやってみるのも楽しいですね
いつか日本語フォントも綺麗に書けたらいいなと思いました。
ということで以上!
ありがとうございました。