こんにちは。tillata(ちらた)です。
来てくださりありがとうございます!
突然ですが、
と、思ったことはありませんか?
だって不安ですよね。
本当に自分一人でできるのかって。
教えてくれる人がいない状況で、全く知らないカリグラフィーを自分一人で学べるものかと。
もし「できない」というのであれば、最初から独学はしません。
よけいなお金をかけることなく、初めから通信講座を選ぶか、カリグラフィー教室に通った方がお得ですから。
でも初めてだと何もわらないので誰かに教えてもらわないとできない。
かといって、誰かに教えてもらうのはお金もかかる。時間もかかる。自分の時間と相手の都合が合うかもわかりません。
習いたいと思っても近くに教室がない、教室があっても仕事で通えない、通信教育はちょっと高いし続くかどうかわからないから無理。
となって、また最初の「こんな自分でも独学できるの?」
と、何度も何度も無限ループに陥りましたね、わたし。
ということで、わたしの約4年半を振り返りつつ、
カリグラフィーは独学で(どのくらい)できますか?
についての記録を残しておこうと思います。
カリグラフィーは独学でもO.K.
まずは結論から。
カリグラフィーは独学でもできます
習字も硬筆も習ったことがない、習字が苦手。ふだん書く文字も汚い。上手くはない。
こんなわたしでも独学でできているからです。
どなたでも練習さえればできます。
って言われてしまえばその通りなんですけどね。
やり方や文字の書き方が、あっているのか間違っているのかは別。
※プロの方から習っていませんので、答え合わせはできません。
ぶっちゃけ、本人が楽しいなら書体があってても間違っていても何でもOKとすら思っています。
トラディショナルな、伝統的なカリグラフィーをやりたいのであれば別ですけど。
形式に沿ったものは厳密な決まりがありますので、それをやりたいのであれば独学ではなく教室に通うのがベストです。
ただ、自分で自由にやりたい場合は、独学でも大丈夫です。
カリグラフィーは西洋書道とも、洋書道、英習字ともいいます。
日本の書道は、書く人が自由に書いてもO.K.じゃないですか。
英語の書道……カリグラフィーも基本の型を最初に学びますが、最終的には自由に書くんですよね。ですから、楽しく描けさえすれば、本人が楽しめればいいのでは? と思います。
自分が楽しむこと。
うまいとか下手とかではなく、自分が書いていて楽しいかどうか。好きかどうか。
それが継続につながり、独学が続きます。
すると自然と文字は上達します。
続けてできるかどうか=独学でできるかの答え
というのが、わたしの中の考えです。
楽しければ、カリグラフィーは独学でできます。
好きは最強ですね。
【約4年半】わたしのカリグラフィー歴
参考になるかなとかんたんにまとめてみました。
2015年秋:カリグラフィーを独学でスタート
2016年7月:カリグラフィーのネットプリントを月1で配信開始
2018年4月:カリグラフィー作家として同人活動を始める
2018年8月~:デザインフェスタ&コミティアへの出展を始める
という流れで2020年の今になります。
好きなので勝手に続けられたという感じです。
あと、同人誌が好きだったのでいつか出してみたいと思っていたんですよね。
それも後押しされて大好きな同人活動へ方向が向きました。
【参考】わたしの画力ビフォーアフター
▲上達の参考にと、Twitterからの引用です。
カッパープレート体。
こう比べてみるとずいぶん変わったなと驚きました。
最初ってもっともっと書けなくて、できない自分にへこんだり絶望したりします。
こうやってスマホで写真撮れるレベルじゃなくて。
紙をくしゃくしゃにして投げ捨てるレベルで、ちっとも楽しくないんです。
続けられる気がしないのです。
でも、そこを何とか乗り越えてある程度書けるようになったら、楽しくなります。
わたしはそうでした。
▲クッキー
ゴシック体(いろんなゴシック体)の変化。
装飾も付き始めました。
わたしはスイーツやお菓子が好きなのでこういう単語をよく書きます。
好きな言葉を書くのも練習が続く1つのコツですね。
▲マカロン
ゴシック体の変化。
余白が生まれるようになりました。
伝統的なカリグラフィーですと、余白はなくびっちり書き込むのが通常です。
続けてみて思ったことは、文字のクセの変化が面白いということ。
自分の字も変わっていくだなあと。
続けていくと起こる自分の変化を感じられるのも、カリグラフィーをやっていて楽しい1つです。
独学の長所と短所
こちらについても、思ったこと、思っていることを記しておきます。
・自由に学べる。
・好きな時間に好きなだけ好きな文字の勉強ができる。
・一人で集中できる。
・好きな道具・教材を揃えられる。
・自由に作品が作れる。
・通信教育や教室より安く始められる。
・自分で調べる癖がつけられる。
・自分でいろいろと考えられる。
・無理と思ったらすぐに辞められる。
・自分の間違えに気づかない&気づけない
・悪い所を指摘してくれる人がいない。
・間違って覚えたまま突き進んでしまう可能性もある。
・サボっても注意してくれる人がいない。
・ちょっとしたコツを教えてくれる人がいない。
・答えを教えてくれる人がいない。
・どうしたらいいかわからなくなったとき、聞く人がいない
・一緒にやっている仲間がいないとモチベーションが保てない場合も
・これでいいのか迷う。
・孤独との闘い
・やる気がなくなったらアウト。
と、こんな感じでしょうか。
独学でやっている自分が日々感じている範囲での、長所&短所でした。
まとめ
将来カリグラフィーの講師や先生など教える立場やプロを目指すのであれば、教室に通いしっかりと習うのがベストです。
先生が間違った覚え方をしては困りますし、独学では、誰かから「間違っている」と指摘してもらえないのがほとんどです。
ですが、そこまでではない場合、独学で十分とわたしは思います。
ちなみにわたしは、ただ単に好きだから、楽しみたいから書いているという感じです。
独学はどう学べばいいのかは、また別の記事としてそのうちまとめるとして、今日はこの辺で。
ではでは皆さま、楽しいカリグラフィーライフを。