こんにちは。tillata(ちらた)です。
今日は初めての方向けに、わたしがおすすめするカリグラフィー本をご紹介します。
ここ最近では、SNS……とくにInstagram(インスタグラム)でカリグラフィーがとても盛んです。毎日作品を投稿されている方、動画を投稿されている方がすんごく多いのです。
カリグラフィーってインスタ映えしますしね。
綺麗な色と綺麗な文字、おしゃれな文字、ずっと眺めていられる動画……。
インスタだけでなく、YouTubeにも、Twitterにも、ネット上のカリグラフィーは星の数ほどあります。
その中で素晴らしい作品と出会ったとき、自分もこんなふうに書いてみたい、書ければなと思ったことはありませんか?
(ちなみにわたしは見るたびに「わたしもこんなふうに書きたい」と思ってしまいます。)
さて、そんな感じで
「カリグラフィーを書いてみたい」
と思ったとき、まず見るべきおすすめ本をこれがからご紹介させてください。
・初めての方向けの本
・初めてでもわかりやすい本
・何からすればのいいのか、何をすればいいのかわかりやすい本
という基準で選びました。
カリグラフィーを始めたいと思ったら、まず本を見る。
本を見て、そこに書いてある道具を見て、書体を見て、デザインを見て、できそうか考える、本当にやりたいのか考える。
それから道具をそろえてみる。
この順序でスタートするのも選択のひとつ。とわたしは思います。
(というか、わたしはこの順番でスタートしました)
それとやりたい書体がある場合は、その書体が載っている本を買うのがベスト。
イタリック体は基本どの本にも収録されていおりますが、カッパープレート体やゴシック体は、ない場合もあります。
自分が学びたい書体があるかまず確認し、購入するのが良いでしょう。
そこのとこ注意です。
それではいってみましょう!
ご紹介は順不同です。
手元にあったものから書いています。
どれが一番という順番は無し。
掲載書体などで選んでいただけたらと思います。
Contents
『カリグラフィーBOOK 美しいアルファベットのデザイン』小田原真喜子
掲載書体:
●イタリック体
●ゴシック体
●カッパープレート体
●ゴシックサイズドイタリック体
●アンシャル体
●フラクチャー体
タイトル:
『カリグラフィーBOOK 美しいアルファベットのデザイン』
著者:
小田原真喜子
発行:
日本ヴォーグ社 2012/12/31
内容:
書体の書き方、装飾の書き方
情報量が多い本です。
道具や書体の解説にいろいろ詳しい。詳しいものが好きな方向け。
・掲載書体が豊富
・用具解説がしっかり
・書体解説が丁寧
・装飾の書き方も
基礎・基本からの練習がしっかりできる本。
アルファベットを書くとき気を付けることが細かく書かれていますので、独学にもピッタリです。コツが書いてあるのとないのとでは大違いですからね。
わたしのイタリック体は、こちらの書き方から学ばせていただきました。
とにかくたくさん書きました。
飽きずにたくさん書き、今でも定期的に学び直しております。
自分が今までにこの本で勉強したのはイタリック体の小文字のみ。
他はまだ挫折、もしくは手を付けておりません。
全部やるというのもなかなか難しくてですね^^;
自分が好き・やりたいことを選び、好きに学ぶのもまた良いと思います。
【絶版】『カリグラフィー Q&A すべての疑問にズバリお答えします』小田原真喜子
掲載書体
●イタリック体
●ゴシック体
●カッパープレート体
●ブックハンド体
タイトル:
『カリグラフィー Q&A すべての疑問にズバリお答えします』
著者:小田原真喜子
発行:日本ヴォーグ社/1999年6月14日
使用画材:
ドクターマーチン(水性カラーインク)/絵の具
その他内容:
平筆で描くお花・りぼんの書き方/グラデーション
続きまして、こちらも小田原真喜子先生の著書。
絶版です。もう新しい本は刷られておりません。
で・す・が、
このもう刷られていない本が最高に素晴らしいのです。
出会えましたら是非お手に取っていただきたいのです。
Q&Aがある
一番の特徴がこれ。
カリグラフィーに関する疑問質問に詳しく回答しているのですよ。
例えば、
・どんなインクを選んだらいいの?
・にじまないインクはありますか?
・絵の具は?
・紙の選び方は?
・ペン先の仕様前と使用後の取り扱いは?
・ペン先の使い方は? 角度は? かすれたら?
・ひとりでもできますか?
・練習すればうまくなりますか?
・うまくなるにはどういう練習が必要ですか?
・通信講座や独学ではどこまで習得できますか?
などなど。
知りたくないですか?
気になる質問が多くないですか?
こんな感じで、初めての方に寄り添う内容、知りたい内容となっております。
現代の本でここまで解説された本はないのでは? と思うくらいです。
気になりましたら、古本屋、ヤフオク、フリマアプリ(メルカリ、ラクマ、ペイペイフリマ)、アマゾンなどで探してみてください。
比較的まだ手に入りやすい本です。
▲アマゾンのリンク張っておきます。
あとこの本は小田原真喜子先生の本というだけあって、やっぱり綺麗な作品ばかりなんですよね。
色使い、筆の流れ、文字のデザイン、バランス……
全てが完璧すぎて、憧れの存在の本になっています。
【絶版】『すてきなカリグラフィー 16のテクニックでステップアップ』小田原真喜子
掲載書体
●イタリック体
●カッパープレート体
タイトル:
『すてきなカリグラフィー 16のテクニックでステップアップ』
著者:小田原真喜子
発行:雄鶏社/1998年5月30日
使用画材:
ドクターマーチン(水性カラーインク)/絵の具/カリグラフィーマーカー
その他内容:
インクのグラデーション/コイトペン/オートマティックペン/平筆のバラ/ギルディング
こちらも絶版本。
やはりこちらも素晴らしい著書でして、だからこそ、日の目を見なくなっていくのは悲しい……ということで、ご紹介させていただきました。
この1冊で
・インクのグラデーション
・平筆によるバラ・花の装飾
・コイトペン
まで学べるのですよ。
こんなカリグラフィーを書きたい
と思える作品が多数掲載で、憧れを抱く⇒練習したい欲がupするのでは?
と思います(わたしがそうでした)。
本当に美しい作品ばかりなのですよ。
神かってくらいに文字と色と装飾が素晴らしいです。
おすすめは34p~35pの装飾。
昔の著書とは思えぬくらい美しい。まったく古さを感じません。
【絶版】『記念日のカリグラフィー 手書き英文字のカードブック』小田原真喜子
掲載書体
●イタリック体
●ブックハンド体
タイトル:
『記念日のカリグラフィー 手書き英文字のカードブック』
著者:
小田原真喜子
発行:
日本ヴォーグ社 1996/11/1
内容:記念日やお祝いなどのカード制作
新年/バレンタイン/ひな祭り/卒業/端午の節句/母の日/父の日/暑中見舞い/敬老の日/クリスマス/誕生日/結婚式/ベビー誕生/引っ越し/結婚記念日/お礼/ホームパーティー/お見舞い
カリグラフィーのテクニックガイド
ミニアドバイス
絶版本が続きます。
それだけ、tilltaは小田原真喜子先生のことが好きなんだと思ってください。。。
カード作品本。「Happy Birthday」など、短い文字のカードがたくさんです。
もう10年以上前の著書のはずなのに、今見ても何度見ても新鮮で美しい文字。
44pの装飾、めっちゃ好きなんですけどー!
『はじめてのカリグラフィーLesson』 小田原真喜子
掲載書体
●イタリック体
タイトル:
『はじめてのカリグラフィーLesson』
著者:
小田原真喜子
発行:日本ヴォーグ社 2010/12/18
使用画材:
インク、すくろーどペン、
イタリック体オンリー本
内容:
サンキューカード、バースデーカード、お祝いカード、クリスマス、新年、ウエディングなど
書体をイタリック体だけに絞っていますので、やることがわかりやすい本。
たくさんの書体を練習したい欲が抑えられ、イタリック体に専念できます。
色の組み合わせ、グラデーション、植物の装飾については、小田原先生の不動のものだと感じます。
美しいです。
まとめ
以上、小田原真喜子先生の5冊でした。
小田原先生の著書はこの他にもたくさんあります。
ご紹介した本は全て、わたしが影響を受けた本でもあり。
このブログを読んでくださる方の心にも、小田原先生の作品が響くと嬉しいな。そんな想いも込めて書きました。
練習というよりは眺めて楽しい小田原先生の本もあります。もちろんそれはわたし個人の感想ですが、『カリグラフィー 花物語 小田原真喜子オリジナルデザイン集』は、見るのがハイパー楽しいので是非是非です。
以上です。
ありがとうございました!