こんにちは。tillata(ちらた)です。
今日はカリグラフィー本のご紹介です。
・海外の本が見たい。
・たくさんの美しい作品を見てみたい
・昔の作品をたくさん見たい
という方におすすめ。
タイトルにある通り、1500~1800年代の261点が掲載。
261作品ですよ、261作品。
ぱらぱらとめくるだけでも楽しい文字と出会えますよ~。
Contents
カリグラフィーの傑作261選 1500~1800年代
『MASTERPIECES OF CALLIGRAPHY 261 Examples,1500-1800』
今から約500~200年前の作品が載っております。
日本では1603年~が江戸時代。
1868年~明治時代ですので、その辺の時代に書かれた作品となります。
10種利用までは著作権フリー。
▲本の中身の一部
この本は、ドーバー・パブリケーションズ(ニューヨーク)が製作。
カラー本ではなく、モノクロです。
・10種までなら単一プロジェクトに使ってOK
・10種を超えるようなら許可が必要
・著作物、コピーサービス、パソコンのソフト化、その他デザインソースなど、無断転載無断複製はNG
という規約があります。
少しなら使っていいよというのがちょっと嬉しいですね。
許可があればいくつでも使っていいよみたいな感じなので、他のカリグラフィー本に収録の作品もちらちらあったりします。
ということで、ちょっと中身を見ていきましょう
一部、中身のご紹介
細い線が美しい
美しい作品がたんまりなので、わたしの琴線に触れたものをちょこっと。
アルファベットに細い線の装飾がたくさん描かれた作品。
1700年の作品だそうで、めっちゃ線が綺麗。
均一で美しいのです。
人間の成せる業と思うとホント神の領域ですね。
本当に手書き?? とも疑ってしまうレベルに美しい。
でも、その疑うレベルに美しい手書きというのがたまらなく好きなのです。
流れるようなフローリッシュが見事
こちらも手書きなんですよね。
カリグラフィーなので当たり前といえば当たり前なのですが。
先ほどの作品と同じように、こちらも神の領域です。
いろんな書体が混じっていて、それを見るのも楽しく、まったく飽きさせてくれないところも素晴らしい。
美しいゴシック体
何といいますか、ホントすごいですよね。
ええ、先ほどからホントすごい、美しい、神! としかいっていないこと、わかっております。
わかっている上で、それでも美しいから同じ言葉を繰り返しています。
1554年の作品だそうで。
ゴシック好きのわたしとしては、書けるようになりたい書体の1つ。
美しいゴシック体その2
もう1つ、ゴシック体のページを。
1548年。
煌めきがあってこちらもお気に入りのページ。
どうしたらこんな技術が身につくのか。
どれだけの時間をかけて習得したのか。
知りたいところです。
最後に
日本のカリグラフィーの作品集というのは、非常に少ないです。
しかし、海外にはたくさんあります。
英語は昔からずっとずっと長く使われていますからね。
長い長いカリグラフィーの歴史。
その一部を見ることができる作品集は、カリグラフィー大好きなわたしにとってはどれも宝物です。
ご興味がありましたら、是非見てみてください。