tillata(ちらた)です。
来てくださりありがとうございます。
今日は、カリグラフィーペンの話。
という疑問をお持ちの方に向けて書きました。
何で書こうか、迷っている方もどうぞ、ご覧ください。
大まかな種類は全3種
まずはペンの形から。
●マーカー(ペン)
⇒普通のペンタイプのもの
・平らなペン先
・筆ペン
●万年筆
⇒自分で好きなインクを入れて使います。
・平らなペン先
・普通のペンとの違いは、定期的なメンテナンスが必要なこと。インクが終わったら洗うなど。
●つけペン
⇒ペン軸にペン先をさし、インクや絵の具などを付けて文字を書きます。
・平らなペン先
・丸いペン先
・尖がっているペン先
など
主にこの3種類があります。
これ以外にコイトペンやオートマチックペンといった特殊なペンもありますが、ここでは割愛。
基本の3種をご紹介します。
カリグラフィーマーカー(カリグラフィーペン)
長所と短所
まずは、良い所と悪い所を挙げていきます。
・110円から試せる
・手軽に書ける
・キャップを取ればすぐかけ、終わったらキャップをするだけ
・管理がかんたん
・ペン先をカッターで削れるので、オリジナルのペン先も作れる
・混色ができる
・ペン先に柔軟性がないので、イタリック体など書きにくい書体もあります。
・100均の安いものだとペン先が割れたり欠けたりします
・水性ですと色あせなどもあります。
全てに当てはまることですが、必ずいい所と悪い所がありますので、自分に合ったものを検討してみてくださいね。
【ダイソー】カリグラフィーマーカー
トップバッターは、大手100円均一ショップのダイソーから。
カリグラフィーマーカーが2本100円(税抜き)で売られているのですよ。
しかも、ツインペンです。
平らな方と筆ペン(ブラッシュペン)の両方が書けます。
色数も10色と豊富なラインナップ。
詳しくは↓で語っておりますが、値段からして本当に安くてお買い得です。
ペン先その1の形状
▲こんな感じでゴシック体が書けたり、見本ありませんがイタリック体も書けます。
▲ブラッシュタイプの方。
筆になっていますので、ブラッシュレタリングもできるはず……!
(↑実はまだ試したことがない)
【セリア】カリグラフィーマーカー
こちらも100均のペン。
ダイソーとは違って黒1色の全2種。
2.0mm幅と3.5mm幅があります。
見本はこんな感じ。
黒なのでゴシックが似合いますね。
【.Too】コピックマルチライナー カリグラフィータイプ
●全2種
・CS:カリグラフィーSサイズ(約2mm)
・CM:カリグラフィーMサイズ(約4mm)
●色は黒のみ
▲Twitterからの引用。
こんな感じに書けました。
太さなどご参考ください。
【呉竹】ZIGカリグラフィーマーカー
写真は、手持ちの一部です。
ZIGカリグラフィーマーカーは種類が豊富で集めだしたらキリがないくらいたくさんあります。
わたしが好きな「ZIGメモリーシステムカリグラフィー」というシリーズだけで48色もあったりします。
・ZIGカリグラフィー Ⅱ 全24色
・ZIGメモリーシステム カリグラフィー Ⅱ 全23色
・ZIGメモリーシステム カリグラフィー 全48色
・ZIG メモリーシステム ブレンダーカリグラフィー 全24色
・ZIG メモリーシステム スクロール&ブラッシュ 全12色
・ZIG メモリーシステム カリグラフィーメタリックカラーズ 全6色
・ZIG メモリーシステム カリグラフィーチョークパステルカラーズ 全6色
めちゃすごラインナップですね。
一度購入するとインク沼レベルに色数が豊富で散在すること間違いなし☆彡
【ぺんてる】筆touchサインペン
カリグラフィー用とは限りませんが、カリグラフィーとしても使えるペンのご紹介です。
ブラシレタリングやカッパープレート体が書けます。
非常に書きやすいのでおすすめです。
その他各種ブラッシュペン/筆ペン
写真はゼブラさんマイルドライナーのブラッシュペン。
こんな感じで、筆ペンタイプのペンであれば何でも描けます。
はがきのあて名書き用でも可。
トンボさんの筆の助や、あかしやさんの水彩毛筆などはカラフルで綺麗ですね。
100均にいけば筆ペンたくさんありますので、お気に入りを探してみるのも良いです。
ブラッシュレタリング、カッパープレート体、モダンカリグラフィーが書け、ネットで無料の練習用紙がダウンロードできたりもします。
【ゼブラ】手軽にできる簡単カリグラフィー
https://www.zebra.co.jp/calligraphy/
マイルドライナーブラッシュ×カリグラフィー
カリグラフィー万年筆
長所と短所
まずは良い所悪い所から。
・手軽に書ける
・インクの種類が豊富(色数は何千種も)
・好きなインクを入れられる
・インクの濃淡が綺麗
・手入れさえすれば一生使える。
・マーカーに比べると、お値段やや高め。
・万年筆を知らないと最初戸惑うことがたくさん
・万年筆によってはカートリッジインクだけ使用可など、使えるインクに制限がある。
・ラメ入りインクは使えないものもあり(万年筆に詰まるため)
・管理が大変(インクが終わったら洗浄が必要。しばらく書かないとインクが煮詰まって書けなくなる原因にも)
・インクや万年筆にハマると、ついつい散財してしまう。
・次々にインクの新色が出るので、インク沼にハマると危険。
・水性インクを使った場合、水に濡れたらアウト。
・万年筆インクは耐光性がないものがほとんど。
作品の管理は暗所で。
こうやって書いてみると悪い所だらけに見えますが、わたしからすると管理がちょっと大変なことくらいですね。
なんといっても、普通のペンと同じで手軽に書ける点が非常によいのです。
【パイロット】パラレルペン
パイロットさんのカリグラフィー万年筆。
全4種類。
キャップの色でペン幅が違います。
オレンジ……1.5mm
黄色……2.4mm
黄緑……3.8mm
青……6mm
エッジ(ペン先の角)でも書けるので、表現方法も広いカリグラフィー万年筆。
▲細っそく書けるので、フローリッシュと呼ばれる飾りも同じ1本で書けて楽です。
【パイロット】プレラ 色彩逢い カリグラフィー
字幅は1種類。万年筆の色は全7種類(写真の他に赤があります)。
並べるとグラデーションが綺麗なカリグラフィー万年筆です。
筆記はこんな感じで書けます。
イタリック体、ゴシック体など。
日本語も普通に書けます。
【セーラー万年筆】ハイエースネオクリアカリグラフィー
2019年1月に発売されたばかりの、新しい万年筆。
ペン幅は全3種。
・1.0㎜
・1.5㎜
・2.0㎜
カートリッジインク&コンバーター両方が使えます。
プロのカリグラフィーの方が監修されているというのもあり、書き味は良い万年筆。
▲色を混ぜても使えますので、こんな感じでも書ける万年筆なのですよ。
ただ、パラレルペンと違ってエッジが使えないのでそこはちょっと物足りなさがあります。が、細く描きたいところは他のペンで書けばいいので問題ないかと。
▲最近はカートリッジインクも豊富になりましたし、コンバーターがなくても色数があります。
その他カリグラフィー万年筆
こんなものもありますよーと簡単に。
シェーファーさんはお気に入りの海外製。シャープな文字が書けます。
ラミーさんは普通に良く書けるカリグラフィー万年筆。
マニュスクリプトさんは良いものあります。
▲これはシャープに書けるのでおすすめ。
ただ、インクがカートリッジしか使えないため、使えるインクには限りがあります。でも黒一色であればめちゃ綺麗に書けるので、黒好きな方におすすめします。
つけペン
付け替え可能なペン先たち。
長所と短所
・使える色が多い。
インク、絵の具、ラメ入り、水性、顔料、何でも可。
・混色も書きやすい
・つけペンの種類が豊富
・弾力性があり書きやすい
・ペン軸の種類が豊富。好きな軸を選べる
軸とペン先は各社共通。会社が違っていてもほぼ大丈夫です。一部、カッパープレート体のものは使えるオブリークホルダーが限られているものもありますが、メジャーなものでしたら全部互換可能。
・使った後は必ずよく洗う必要がある。
⇒錆びないようにするため。
・ペン先の他にペンホルダー(ペン軸)も必要なので、最初は買うのが大変というのもあるかもしれません。
(セットを買えば問題なし)
・インクを使う時は混色しないよう細心の注意を払う必要がある
・古典インクを使うと若干色変色
・消耗品なので、インクがかすれたり紙にひっかかってきたら買い替えが必要。一生は使えない。
・インクを付けすぎると紙にインクがこぼれるので注意
・つけペンは種類が豊富なため、ハマると沼で、散財という危険。
【スピードボール】C-2
細いものから太いものまでさまざまなペン先がそろっています。
専用の軸も付いています。
わたしの愛用のペン先と軸がこれです。
文字の他に、葉っぱの装飾もかけます。
(※細い線はGペンです)
各種Gペン(ゼブラ、ニッコウ、タチカワ)
国産コミック用のペン先ですが、カッパープレート体やスぺンサリアン体が書けます。
文房具やさんのコミック画材コーナーにありますので、手に入りやすいことも◎。
安いのでそこも助かります。
その他
ブラウゼのオーナメントニブも人気らしいので使うと楽しいかもしれません。
丸みのある文字が書けます。
※わたしは使ったことがありません。
まとめ
以上でした。
何がおすすめと聞かれると「つけペン」になりますが(インクが楽しいから)、人それぞれ書きやすいペンは違いますので、是非いろいろ試してお気に入りを見つけてみてください。
その過程もすんごく楽しいです。