tillata(ちらた)です。
引っ越しが終わり少し時間ができたので、購入しておいたコミックを読みました。
藤原嗚呼子先生の
『きまじめ姫と文房具王子』です。
スピリッツという月刊誌から連載されている文房具漫画なのです。
カリグラフィー&万年筆インクが好きなわたしは、1巻と2巻のカバーに描かれているインクに胸きゅんしてしまいました。
▲ほら、こちらですよ。
1巻の表紙にパイロットさんの色彩雫(山栗)がある時点で「これは……⁉」と思いました。
漫画の世界に実在のインクが存在しているって素敵じゃないですか。
作者の方の熱意が伝わってきます。
それでは、1巻からレビューしていきますね。
『きまじめ姫と文房具王子』1巻
面白くて楽しいことを突き詰めたいから、
研究者になったんじゃないんですか?
舞台:京都の大学
姫路かの子(主人公):その大学に赴任してきた教師
蜂谷皐月:かの子が研究室の相部屋になった相手
超文房具マニア
超のつく文房具マニアが出てくるとだけあって、文房具の豆知識が豊富。
実際の話なので勉強になりました。
・ヤマトのり&フエキのり
・ペリカンの万年筆101ラピスブルー
・ペリカンのマークの話
・消しゴム
・リキッドペーパー
・万年筆用のインク消液
・ノート(グラフィーロ、みどり、ノーブルノート、MONOKAKI)
・コクヨ:キャンパスノート
・ポストイット、付箋(ココサス付箋、イケメン付箋など)
・筆箱
などなど。
ここらへんの解説が面白いので、読むと勉強になります。
作者の方もよくここまで調べたなあご存じだなあと思いました。
あまり感想という感想を書けないのですが、とにかく文房具好きな方に読んでいただきたい本です。
万年筆が大好き!
というだけでも是非読んでみてください。
万年筆に対する想いもまた増えますよ。
『きまじめ姫と文房具王子』2巻
書くことで考え続けられる。
書いて思考を形にし
ひとたび頭を軽くすることで、
次のひらめきを手に入れることができるのです。
2巻です。
表紙がフエキのり。
・シェーファーの万年筆
トライアンフニブ
・吉田茂
・カドケシ、和ごむ
・カッター
・児童文具
・フリクション
・モレスキン
▲こんな感じのことがいろいろと載っています。
文房具に対する愛といいますか情熱が本当に素晴らしいですね。
その素晴らしい人たちがたくさんなので愛だなあと思いました。
『きまじめ姫と文房具王子』3巻
筆・硯・紙・墨の四種は
『文房四宝』と呼ばれ、
珍重されていました。
・文房四宝
・ぺんてる
・サクラクレパス
・墨
・習字
・桃河緑石硯
などなど。
3巻はこんな感じのラインナップで、
中国と日本の文房具の話。
感想とかいって本編には何も触れていないのですが、そこはやはり読んでからのお楽しみということで、こちらでは伏せておきます。
文房具を愛する人がまた一人、登場しました。
わたしは硯や墨の知識はゼロなので、作者の方は本当に文具全般を幅広く愛されているんだなあとまた感じました。
作者の愛が伝わる漫画です。
最新刊4巻は5月12日発売
ということで、つづきももう少しで発売となります。
どんな話が読めるのか、今から楽しみです。