こんにちは。tillata(ちらた)です。
今日は新しいインクが届きましたので、さっそくカリグラフィーでインク見本を書いてみましたよ~。
▲届いたインクはこちらの2本。
兎村文具店(兎村彩野)さんの記憶(緑の方)と刹那(青い方)です。
▲兎村文具店さんのTwitter。
こちらのインクですね。
KAKNUR(カクヌル)インクとは?
さっそくご説明していきますね。
インクの箱の中に、カクヌルインクの説明書も入っていました。
カクヌルインクとは、
書く=KAK
塗る=NUR
書く+塗る+インク=カクヌルインク
文字を書く、絵を塗る。
どちらにも使える万年筆専用インク。
「字を書きたい」「絵を描きたい」の両方を叶える万年筆のインクシリーズ。
です。
万年筆やつけペン、ガラスペンで文字を書いたり、色を塗ったりできるインク。
色の出方がやわらかいのが特徴です。
「発色強すぎ」と思うことがないインク。優しい色合いのインク。
現在5色の色展開があるんですよ。
ラインナップは、
●KAKNUR INK 001
MAYONAKA(真夜中)
●KAKNUR INK 002
MAHIRU(真昼)
●KAKNUR INK 003
KIOKU(記憶)
●KAKNUR INK 004
SETSUNA(刹那)
●KAKNUR INK 005
SAIGO(最後)
カクヌルインクは、インクを出しすぎて濃くなっても、落ち着きのある色なのです。
一般的な万年筆インクは、インクを付けすぎるとホントに濃くなります。強めに色が出てしまうと「しまったー」なんて、思うことも少なくありません。
が、このインクは、インクが濃い状態でも色が淡いという、珍しいもの。
(あ、この「淡い」という表現は、今回買った「記憶」「刹那」の話です。他の色はまだ試したことがありませんので)
淡い色好きのわたしは、絶対にゲットしようと心に決めていました。
時間はかかってしまいましたが、ようやく手元に。
……ちょっとお値段が高めで買うに渋りがあったのと、いざ買おうと決断したところで、すぐに買えなくてですね……。
税込み2800円は正直言うと厳しいお値段。
普通のインクは2000円くらいですからね。
でも、それでも手に入れたいと思わせてくれる素晴らしいインクなのです。
作り手の想いも丁寧で、応援したくなります。
そう思うのはわたしだけではないようで、
入荷しても即完売する人気インクなのですよ。
常に製造してくれ販売はしていただけるものの、入荷して即完売がずっと続いていたんですよね。
買うまでが長かった……。
しかしその分、喜びも大きく膨れ上がりました。
それでは色見本です。
KAKNUR INK 003 KIOKU(記憶)
▲緑のインクが「記憶」です。
淡い緑色。
「刹那(青インク)」と同時購入なので、刹那(青)と記憶(緑)の両方を使って書いています。
組み合わせも最高ですね。
青×緑は安定の美しさです。
そして、やっぱり1つ1つの色も最高ですね。
▲薄緑インクって、珍しいと思うのです。
少なくともわたしは、他に知りません。
知っているのはこの1つだけなので、それもあって購入してみました。
実際書いてみると、薄いのにめっちゃ綺麗な緑。
若干のくすみもまたよろしくて。
今後いろいろ使ってみたいインクになりました。
KAKNUR INK 004 SETSUNA(刹那)
続いて「刹那」。
淡い薄青……やや灰色がかった薄青です。
緑色は、同時購入の「記憶」を使って書いています。
▲このくすみも最高。
原画は、もうちょい灰色がかった青。灰色といわれれば灰色ともとれる境目の色にも見えます。
何度見ても美しい。
薄青の万年筆インクといえば、レンノンツールバーさんの「水色」が代表的。
「水色」は澄み切った「水色」。
今回の「刹那」は灰色がかった水色。
比べてみるとかなり違っていて、水色にもいろいろあるんだなあと改めて思いました。
最後に
以上、「記憶」と「刹那」でした。
単色も美しいけれど、組み合わせも美しいインク。
▲新色「最後」と組み合わせてもよさそうな色です。
このくすみピンクも是非是非試してみたい。
ということで、「最後」もそのうち買う予定であります。
売り切れることはなく、生産し続けてくれるそうなので安心して待てます。
待ってもらえるのは嬉しいこと。
頑張ってお金貯めなきゃ。
ありがとうございました。
ではでは、皆さま、楽しいカリグラフィーライフを。
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